越谷市越ヶ谷の吉村胃腸科クリニック|胃腸内科・内科・外科

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よくある質問

検査をしたことがないのですか、怖くありませんか?

ファイバースコープと呼ばれる細い管を通して食道から胃十二指腸まで観察する検査です。
「初めて受ける検査だし、ましてや口から管を入れていくなんて!」とお思いになる方も多いと思います。
また、中には以前の苦しさが頭にあって、もう二度と検査を受けたくないと考えている方もおられます。
私たちは、経験と技術に基づき、検査に先立ち十分な問診を行いスムーズに検査を行っております。
昔の胃カメラと呼ばれていたものとは根本的に異なるもので、細く柔らかい構造です。
検査だけではなく、ポリープや早期がんの治療手術に用いる場合もあります。
最近は技術の進歩もあって、微細な病変も見逃さなくなっています。

内視鏡検査とバリウムの検査の違いは何ですか?

森を外から見るか、中から見るかの喩えがしばしばなされます。
胃全体における病変の拡がりや硬化像を見る場合には造影検査が有効であることがあります。
一方、現在の内視鏡検査ではほぼ盲点(死角)がなくなっております。また、病理組織検査が同時にできることはメリットです。

以前に慢性胃炎と言われましたが、どんな病気ですか?

従来加齢による胃の変化と考えられてきましたが、消化管の働きの異常に基づく症候との関係やヘリコバクターピロリの感染との関係などからも検討されている概念です。
従ってさまざまな症状として発見してくると考えられ、個々で治療法が異なります。
詳しくはご相談ください。

ピロリ菌とは何ですか?

従来、胃の中は強い胃酸のために生物は棲めないと考えられていましたが、1983年に胃炎の人の胃から細菌が発見され、胃の粘膜に障害を及ぼすことが報告されました。これがピロリ菌です。
これは胃炎や潰瘍の人で多く見つかるようになり、これらの病気とのかかわりが注目されています。
私たちはこれも考慮に入れて治療にあたっております。

検便(便潜血反応)検査とは?

文字通り、便に血が混じっているかどうかを見るものです。
実はかなり多くの方が誤解されていますが、この検査は大腸の病気の有無を問うものではないこと、痔疾患の有無によらない場合が多いことを理解する必要があります。
つまり、検査結果が陰性であっても大腸がんの心配はないとは言えないのです。
検査結果が陽性の場合は、次に精密検査を受ける必要がありますし、陰性になるまで検便検査を繰り返すことはナンセンスです。
また、痔疾患からの出血はこの検査にはあまり関係がないという報告があることも覚えておいてください。

  • 「腸」の質問も耳にすることが多くなりました。
    これは大腸の病気が近年増えているためだと考えられます。
    原因の一つに食事内容の欧米化が考えられています。
    検診で、便潜血反応陽性を指摘され、精密検査をして病変が見つかった方も少なくありません。

潰瘍性大腸について

潰瘍性大腸炎とは?

潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる炎症性疾患の1つです。
下痢、血便、腹痛などを繰り返す病気で、発症や再燃の原因は、免疫異常、食生活の変化、ストレス、遺伝の関与などが考えられていますが、明確な原因は現在も不明です。潰瘍性大腸炎は国の特定疾患(公費対象)に該当します。

診断に至るまで

潰瘍性大腸炎の診断は症状の経過聴取から始まり、感染や薬剤などによる腸炎を区別することが必要です(鑑別診断)。この後、一時的にはエックス線検査や内視鏡検査による精密検査が行われ、病変の拡がりや炎症の程度の診断がなされます。
内視鏡検査では組織検査を行い、鑑別診断の除外診断や潰瘍性大腸炎として矛盾しないかどうかの診断などがなされ確定に至ります。

治療方法について

内科的療法には、ペンタサやサラゾピリン、ステロイド剤、抗生物質、免疫抑制剤等の薬物療法、白血球除去療法などがあります。また、内科的療法でコントロールがつかない場合には外科的療法が考慮されます。

経過について

多くの方は内科的療法で炎症は治まってきます(寛解)が、再燃を繰り返す場合があります。また発病してから10年以上経過した全大腸炎型の場合では、大腸がんの合併頻度が高くなることが知らされていますので定期検査が必要となります。

便秘について

便秘とは?

自分は便秘と思っている方は実に多いと思います。しかしその中には、実は便秘でない方がいるのも事実です。そもそも便秘とは何でしょうか?排便の回数や量の減少、固い便による苦痛、または残尿感や不快感などが組み合わされた状態ですが、医学的なはっきりとした定義はありません。つまり、便秘とは病名ではなく症状を表す言葉です。

どのくらいの期間「出なければ」便秘といわれるのでしょうか?

毎日出るのが当たり前と思っている方がいます。また一方で、4~5日出なくても平気という方もいます。各個人で自覚する症状はさまざまで、また同じ個人でも排便のリズムは日によって変わるものですが、通常、食べたものは1~3日程度で排泄されるようですから、多くの方が2、3日トイレに行かないと「便秘」を感じているようです。ただし、繰り返しますが、人によっての受け止め方がとても異なることですから、何らかの不快感を伴っていないかどうか、気持ちよく排便できているかどうかが判断の重要なポイントであると考えたいと思います。

次に考えることとしては?

便秘に伴う不快、苦痛のため日常生活に何らかの支障がある場合には、一時的なものから身体的精神的な異常信号であることまでいろいろでしょう。便秘のため肌の調子が悪くなると考えたり、ただスッキリ出ないというだけで気楽に下剤に頼って利してきた方も多いでしょう。しかし安易な服用は逆に身体の機能を損なうばかりか、重大な病気を見落としたりかえって危険であったりする場合がありますので注意が必要です。

長い間服用してきた下剤が効かなくなった方も多いです。

よく使われる刺激性下剤(センナ等)は当初は作用しますが、長く服用するうちに生理的な作用が弱くなってくることが知られています。腸管の機能が低下して自然な便意がなくなってくることがあります。現在の状況を把握した上で内服薬の種類を検討することはもちろん、腹部マッサージや直腸肛門の刺激の併用、生活食事習慣の改善を試みるなど考えてみましょう。ご相談ください。